――友達について聞きたいんだけど。親友っているかい？有名でもそうじゃなくてもいいんだけど。普通の人生でもスポーツ界の仲間でも。 そういう親友って大事な存在だよね？親友として１人の人間として。何かすごいことを成し遂げた時、最初に頭に浮かぶような。それは誰？その理由は？

たぶん、１人だけの親友っていうのはいないかな。友達はたくさんいるけどね。

世界中にいるアルゼンチン人の友達グループの中には、特に信頼できる友達が２、３人いるよ。他の連中は友達だけどそういう信頼関係ではないかな今日どんなことがあったとか互いに言い合うような関係は

彼らだけかな。彼らのうちの２人だけが親友と呼べるかもしれない。さっき言ったようにね。イタリアまで会いに来てくれたしね。僕にとって、それはすごく嬉しいことだった。僕の方から彼らのところに会いに行ける機会はなかったから。だから、ここまで来てくれたのは本当に嬉しかった。

イギリスまで来てくれるなら大歓迎だよ。それ以外にも、すごく仲よくなったサッカー友達はラファエラにもウラカンにもいるよ。

ウディネ（ウディネーゼ）ではロドリやフアンとすごく仲がいい。僕たち３人は毎日のように一緒にいるよ。彼らは、僕がイタリアに来てからなじむまでの間ずっと、すごく僕を助けてくれたんだ。

――ウラカン時代に一番愛されていると感じた瞬間を覚えている？

たくさんの思い出がある。たくさんの、、、あのスタジアムでプレーする時はいつだってポジティブなエネルギーをもらえた。特にグスタボ監督が率いてた２年目は素晴らしいシーズンだった。

毎週、満員のスタジアムでプレーすることができたし、その時のことはよく覚えている。

中でも一番の思い出で記憶に残っているのはボカとの最後の試合だ。あれは本当に特別だったし、あの試合のことを考えると今でも鳥肌が立つよ。

――なぜ？どんなことが心に残った？

僕のゴールで１－０で先制したんだ。スタジアムは熱狂の渦だった。

あのまま勝てばリベルタドーレス杯に出場できたからね。でもその後、１－３と逆転されて前半が終わった。信じられなかったよ。先にリードしたし、試合をコントロールしていたのに、

ひっくり返された。夢が終わったかと思った。後半は最高のエネルギーを持ってピッチに出た。そしてついに追いついたんだ。勝っても負けてもおかしくないまさに追いつ追われつのシーソーゲームだった。だから、すごく記憶に残る試合になった。

――君がヨーロッパに渡った時、イタリアではいろいろな共通点や違いを感じたと思うけど、身近に思えた？それとも遠くに思えた？サッカー的にはどうだった？いつもと違う井戸に来たカエルみたいな感じだった？イタリア人は親切に迎え入れてくれた？

そうだね。イタリア人は僕に１０点満点で接してくれたよ。イタリアに来た頃はスペイン人の監督だったし、学ぶ上ではより簡単だった。そこではいろいろ違うことがあった。食事に気をつけることとか、練習方法とかアルゼンチンで練習していたやり方とは違かった。

もし、それをやれと言われたら、もし１時間それをやれと言われたら、１時間続けなきゃいけなかった。練習にはすごくリスペクトを払わなければならなかったんだ。その頃に学んだことが今では身についている。そうしたことの中ですごくためになったことのひとつだ。

――ウディネーゼはイタリアの隅っこにあるよね。ビッグクラブとは大きな隔たりがある。でも、大きな町に挑戦することができた唯一のチームだったんだよね？

そうだよ。すごく歴史のあるクラブだ。多くの偉大な選手がこのクラブに在籍していた。

今もインテルとかユベントスに行った選手がいるし、ここから多くの選手がイタリアやヨーロッパの強豪クラブでプレーした。たしか、この２５年間はずっとセリエAにいる。それって簡単なことじゃない。ビッグクラブの中にも、この記録に及ばないところもあるんだ。ここはすごく歴史あるクラブだし、僕を成長させてくれた。もしすべてが上手くいって、結果を出すことができたら、ここにいれば歴史を作ることができるクラブだと思う。

――ビッグクラブと対戦した時はどんな気持ちだった？何年か前に君がテレビで見ていた有名な選手や有名なチームと戦うのはどんな感じだった？「ここはすごくリスペクトしてる」とか「誰だか全然わからない」とか「今日はライバルなんだ」とか。

いいや。外では「相手は歴史があって高いレベルの選手がいてリスペクトできる」って言うけど、
心のなかでは、可能な限りそういう選手たちを止めて有利に戦いたいと思っているんだ。

でも、外で見ている時は「こんなところに僕がいられるなんて驚きだ」とか言ってるけどね。いったんピッチに入ったらそれはすべて忘れる。

――クリスティアーノ（ロナウド）はジェット機みたいな選手だよね？練習の鬼なんだろ？

そう、そうなんだ。選手の鏡だね。もともとはテクニックで勝負するタイプの選手ではなかったけど、長い間キャリアを通して完璧なまでにレベルアップした。あらゆることをレベルアップしたんだ。３０歳を超えているけど、２５歳並みの体力を維持しているしね。

それゆえ、彼や彼が積んできたトレーニングは称賛されてる。  多くの選手が彼を見習うべきだと思うし、彼から吸収できるよう、自分自身のクオリティを上げていく努力をするべきだと思う。

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To Be Continued…（vol.3は9/6（日）投稿予定）